熱処理Vol.8〈硬度の測り方について〉

熱処理Vol.8〈硬度の測り方について〉

うーん…

どうしたの?

ずっと疑問だったんだけどロックウェルって何?

ロックウェルは人だよ!

人なの?!

ロックウェル硬度計を作った兄弟の名前なんだよ!

兄弟なんだ!

ってそうじゃなくて!どういう単位なの?

計ったことなかったっけ?

じゃあ今回は硬度の測り方について説明しようか!

はーい!

そもそも硬度の単位にどんなのがあるか知ってる?

ロックウェルビッカースはよく見るよ!

その他にはブリネルショアヌープとかもあるんだ。

ヌープ?!

面白い名前もあるよねぇ!

でも今回は、

ロックウェルビッカースについてに説明するね。

ロックウェルは荷重をかけた時にできる

窪みの深さから硬さを求めるんだ。

窪み

そう!

先端が円錐の圧子

先端がボール状になっている圧子

押し付けて測るんだよ。

 

圧子にも種類があるんだ!

ロックウェルの中でも種類がいくつもあるから

圧子の種類と荷重を変えて測っているんだよ。

そういえば図面にもよくHRAとかHRCとか書いてあるね!

そうそう!

製品になった時に必要な硬度

最適な条件で測っているんだ。

ロックウェルって最強じゃん!

でもね、ロックウェル圧子も大きい

荷重も変えられるけど元々重い荷重をかけるから

小さいものや薄いものを測るには向いていないんだよ。

じゃあどうするの?

そういうときにビッカースを使うんだよ!

ビッカースはどうやって図るの?

ビッカースは、

正四角錐の圧子を押し付けて測るんだよ。

圧子の違いだけなの?他にはどう違うの?

ビッカースは窪みの深さじゃなくて

顕微鏡で四角形の圧痕の縦と横の長さを測って

表面積から硬度を求めるんだ。

顕微鏡で見ないとダメなんだ!

ビッカース圧子も圧痕も小さいから

顕微鏡じゃないと見えないんだよ。

だから小さいものに向いてるんだね!

荷重も軽めだから、小さいものや

薄いものの測定に向いてるんだ。

大きいものは測れないの?

切断したりして小さくすれば測れるよ!

じゃあビッカースの方が最強そうだね!

ビッカースは測るまでの準備が大変なんだよ。

測る面を細かい傷が消えるまで磨かないと

ちゃんと測れないんだ。

手間がかかるんだね…

ロックウェルにも準備はあるけど

比較的簡単に測れるからね。

測り方も適材適所なんだね。

最適な測り方は製品によって変わるんだよ!

熱処理って難しいんだね。

熱処理って奥深いんだよ。