塗装に関する用語「さ行(さしすせそ)」
- 酢酸ビニルエマルション塗料
- 酢酸ビニルを乳化剤、重合触媒で乳化重合したエマルションに顔料を分散混合した塗料。耐水性、耐候性が劣るため、外装用には不可。
- サーフェーサー
- 中塗り・上塗りとの付着性を高めるために下塗り後に塗布する塗料。主な材料にセメントフィラー、樹脂モルタルなどがある。中間調整剤ともいう。
- 仕上塗材(しあげぬりざい)
- 建築物外壁の化粧仕上げを主目的とした塗材。セメントリシン、吹付けタイルなどと呼ばれる材料の総称。0.3~15mm程度の膜厚による造形的なテクスチュアが特徴。
- 指触乾燥
- 塗装面を指で軽く触れて指先に塗料が付着しない程度に乾いている初期的な乾燥状態のこと。実際の塗装では、塗装面が未乾燥だと指紋がつくため直接触ることはせず、まわりの養生テープなどに触れて確認する。表面が乾いているからといって塗り重ねると不具合の原因となるので注意が必要。
- シーラー
- 多孔質の吸水性の大きい被塗面の孔を埋める塗料。次工程の塗料の吸い込みを押さえて付着力を向上させる。
- 親水性(しんすいせい)
- 水となじみやすい性質のこと。塗膜に親水性をもたせることで、雨が降りかかると水に広がって流れ、付着した汚れが落ちやすくなる。汚染防止効果が期待できる。
- 染料
- 着色剤の一種。顔料よりも粒子が細かく、水や溶剤に溶ける合成着色剤。直接染料、酸性染料、塩基性染料などの種類がある。